ニッポン自体が要領が悪い
和田 先生は効率よく仕事されてノー残業デーにして早く帰る。生徒さんたちも効率のよい勉強法が身に着く。要領がいいんですね。要領の悪い先生は、要領の悪い授業をして要領の悪い生徒をつくるんですね。
陰山 ニッポン自体が要領が悪い。
和田 ニッポン自体ですか?
陰山 そうじゃなきゃ、夜中までどこのビルもあんなに煌々と明るいわけがない。
和田 勤勉だからじゃないですか?
陰山 残業しているのは勤勉なんですか?
和田 そんなことないです。てきぱきやって早く終わる人のほうがいいです。
陰山 そうでしょう? 大阪で教育改革をしているとき、ある教師が「そうはいっても学校の現場の教師たちは一生懸命やってるんです!」と訴えてきた。これを聞いて、いい話だと思うのは日本人。でもね、一生懸命やって成績が悪いというのは、大阪の教育に未来がないということ。怠けてて成績が低いほうがまだ救いがあるんです。
喫茶店で怠けてお茶ばかり飲んでるようでも、営業成績トップなら、それこそプロ中のプロの営業マンでしょ。プロ中のプロは努力しているように見せない。
和田 ええ、そうですね。普段何をしてるかわからないけど結果は出すというのはカッコイイですね。
陰山 「要領がいい」というのがネガティブな意味に使われるなんてのは、ろくなもんじゃない。
(次回は12月28日更新予定です)
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