一流のリーダーへとレベルアップ可能な課題解決の技法とは写真はイメージです Photo:PIXTA

最高のリーダーとは、仕事をシンプルにする力がある人のことです。花王での26年間の経験をもとに、現在はコンサルタントとして経営層・幹部研修などで数多くのリーダーを指導する阿比留眞二氏の新著『最高のリーダーは、チームの仕事をシンプルにする』からの抜粋で、仕事をシンプル化し、それを確実に実行して結果を出す「課題解決」のメソッドをレクチャーします。

課題解決には、この7つのステップ

 前回に続いて、私が提案する「課題解決の技法」をご紹介しましょう。この「課題解決の技法」は、花王に勤めていたときに、私のチームが開発し、その後、私が独自の改良を重ねてきたものです。

 メソッドは下の7つのステップから成ります。前回はステップ3まで解説しました。今回はその続きとなる4~7のステップを紹介していきます。

(1)自分(チーム)の課題を挙げる
(2)その課題の障害となる事象を挙げる
(3)事象を整理する
(4)真のテーマと最優先で取り組むことを設定する
(5)「WHY」を5回繰り返す
(6)解決策を考える
(7)具体的なアクションプランを決める