3男1女全員を国内最難関の東京大学理科三類(医学部)に合格させた『東大に入るお金と時間の使い方』の著者・佐藤亮子ママ。生まれて間もない0歳の頃から、18歳の大学入学までを全力でサポートするため、「お金」も「時間」も惜しまなかった。受験でなにより貴重なのは「時間」。時間を最大限活用するためには「お金」を惜しまない。子どもの将来を決めるのは、親の「お金」と「時間」の使い方と断言する佐藤ママが、これまで語ってこなかった「東大とお金」について、その秘密を公開!
塾は進学実績と
テキスト内容をチェック
わが家の4人きょうだいは全員、中学受験をしました。
長男・次男・三男は灘中、長女は洛南中を受験して進学しました。
中学受験の入試問題は、それぞれの学校によって特徴があります。
合格するには、それぞれの入試の特徴を熟知している受験のプロに教わるのがいちばん効率がいいです。
とくに難関中学の合格を目指すなら、学校の授業だけでは難しいです。
わが家の長男・次男・三男は小3の2月から、長女は小1の2月から、中学受験塾の浜学園に通わせました。
塾の宿題は量が多く、ほかの習い事をしていると大変なので、公文式とバイオリンは入塾前にやめ、その後にスイミングとピアノもやめたのです。
中学受験塾は2月から新しい学年がスタートします。
一般的には、小2か小3の2月から中学受験に備えて塾通いするお子さんが多いようです。
小4の2月からだと、塾では小5の授業が始まりますから、それまでによほど学力が仕上がっていなければ、塾の学習進度についていくのが大変なので受験には間に合いません。
のんびりした性格だったり、体力がなかったりするお子さんの場合、早めに塾通いさせたほうが得策だと思います。
塾選びでは、私自身が名前を聞いたことのある塾について、それぞれの「進学実績」「テキスト内容」「通いやすさ」「口コミ」を調べました。
最終的に浜学園に決めたいちばんの理由は「口コミ」でした。
幼稚園の同級生のお母さんが、上のお子さんを浜学園に通わせていて、「先生が熱心で授業がすごくいい」といっていたのが印象的だったのです。
「進学実績」は、地元関西の難関私立中学の受験に強いこと。
「テキスト内容」は基礎・応用・発展と段階的に構成されていて、子どもの学力が段階的に伸びやすく感じたこと。
「通いやすさ」は、自宅の最寄り駅から2駅で比較的近いこと。これらを総合的に判断して、浜学園に決めました。
とくにテキスト内容については、たくさん並んだ計算問題を解いていくごとに学力が上がっていくようにつくられており、テキスト作成者の子どもたちに対する愛情さえ感じられました。
とにかく問題をたくさん並べているだけという、よくあるテキストとは違ったのです。
塾を選ぶときには、少なくとも「進学実績」「テキスト内容」は親が必ずチェックしてください。
テキストを見比べると、その塾のコンセプトが見えてきます。
塾との相性もありますから、実際に親子で見学し、可能であれば体験授業も受けてみたほうがいいです。