米バイデン政権は、トルコ空軍が保有するF-16戦闘機向けの高性能兵器やその他の装備の売却について、議会指導部に承認を求めた。米当局者が明らかにした。対米関係の再構築を目指すトルコへのさらなる戦闘機売却を巡り、政権と議会が対立することになりそうだ。議会指導部に先月送付された武器売却案では、トルコがロシアとウクライナの和平交渉で仲介役を務める一方で、ウクライナ軍を支援することで、米国との摩擦の修復を図るとともに新たな武器を入手したいと考えていることが浮き彫りとなった。同案には、F-16戦闘機向けのミサイルとレーダー、電子機器の売却が含まれており、実現すれば、既存のF-16の大幅なアップグレードが可能になる。
トルコへの武器売却、バイデン政権が議会指導部に承認要請
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