すると、相手も名前を言ってくれる可能性が高くなります。
相手が気の利かない人で、自己紹介をしてくれない場合は、「お久しぶりですね!」と感激した表情で歓待し、間髪を入れずに「お名前は何でしたっけ」と伝えます。
この笑顔と質問とのギャップに、相手は名前を忘れられたことを悪く思わないだろうと、私は思っているのです。
以前、相手が話していたことを
さりげなく話題にする
「○○さんって、熊本の方でしたよね」
「えっ! 覚えていてくれたんですか!」
相手が以前、話したことをあなたが覚えていた。偶然そのことを話題にしたら、相手がいたく喜んでくれて、その後の会話がスムーズに運んだ。
そんな経験が、あなたにもあるでしょう。
相手から見れば、自分の話を覚えてくれているということは、あなたが自分の話をとても印象深く聞いてくれて、そこにとても価値を感じてくれたということです。
それは、とてもうれしいこと。あなたも誰かが自分の話をよく覚えてくれていたら、きっと心がはずむはずです。
ということは、大事な人の話はしっかりと覚えておくと、それが相手の心をつかむことにつながるということです。