ひと手間かけると、脳の中に記憶としてとどまりやすく、名前を音としてただ聞くよりも、ずっとはっきり覚えることができる(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「人の名前が出てこない」「昨日食べたものが思い出せない」…40代、50代ぐらいから気になり始める「物忘れ」。しかし実際は、高齢者になっても「覚える力」はほとんど衰えず、「思い出す力」が加齢とともに衰えやすいのです。その対策として重要なのが、まず思い出しやすいように「覚える」こと。そこで今回は、ホームライフ取材班の『ちょっとした刺激で「物忘れ」がなくなる脳の習慣』(青春出版社)から、日常の中でできる「覚える力」を鍛える習慣を紹介します。

名刺交換をしない場合は「相手の名前の漢字」を聞いてみる

 はじめて顔合わせをする場合、仕事の場では名刺交換を行いますが、昨今では初めて会う取引先の人ともオンライン上で打ち合わせをする機会が増えています。その場合、名刺交換ではなく口頭で名乗り合うことがほとんどでしょう。すると、相手の名前は耳から入ってくるだけなので、名刺に印刷された字を見て確認するよりも覚えにくいかもしれません。

 そこで、相手の名前をはっきり記憶に残すため、どういう漢字を使うのか尋ねてみましょう。例えば、相手が「みなみひろし」と名乗ったら、「みなみは東西南北の南ですか?それとも三つの波の三波ですか?」と聞いてみてください。下の名前についても、使える漢字はいっぱいあるので、どの字をあてるのか尋ねてみましょう。