ビデオゲームをすると、子どもの頭がだめになる。そう心配している親にとっては朗報だ。新たな研究によると、子どもたちがせっせとクリアしている仮想ミッションは発達段階にある脳にプラスになるという。もちろん、注意しなければならないことはある。ゲームのプレイに関する過去10年以上の研究が最近、再検討され、ゲームをする思春期の若者と若年成人は多くの認知機能においてゲームをしない人を上回っていることが分かった。ゲームをする若者は視覚的作業間の切り替え、動くさまざまな物体への注意分割、物を隠した場所の記憶がゲームをしない人よりも優れていた。一部の研究で、ゲームをする人のほうがゲームをしない人より灰白質――情報を処理する脳の外側の部分――の容量が大きいことも分かった。
ビデオゲームは子どもの脳を破壊せず
適度なゲームは認知機能にプラス効果
有料会員限定
あなたにおすすめ