正解は、買い。

チャートだけで判断するならば「様子見」

 株価は、1300円の高値を2回つけて反落しています。2番天井をつけて下がっていくように見えないこともありません。

 ただし、25日移動平均線が上向きで、上昇トレンドが続く可能性も残っています。どちらかわからず、様子見が妥当です。

 しばらく、1200~1300円の範囲のボックス圏で推移しそうです。

成長株としてブレイクする可能性あることを考慮して「買い」

 2021年度までの業績推移から、I社は成長株投資の最も美味しいところに差し掛かっていると考えられます。

 年率50%で売上が急拡大し、ついに黒字転換を果たしたからです。

 有力な競合相手がなく、年率50%の売上拡大が続くならば、利益は24億円、51億円と急拡大が見込まれます。

年率50%の売上拡大が続くと仮定して試算年率50%の売上拡大が続くと仮定して試算

 チャートのみで判断するならば「様子見」ですが、業績推移と合わせて考えて「買い」と判断します。

(本稿は、『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)