もし退職金を運用するのならおすすめの方法はあります。リスクがまったくなく、しかも確実に得をするので運用未経験者や初心者にもおすすめできる方法です。
その方法とは退職金を毎月の生活費に充てる方法。65歳を過ぎると、それまでの貯蓄では毎月の生活費が足りなくなるかもしれません。その不足分に退職金を充てて、年金はもらわずに繰り下げ受給をするのです。70歳まで繰り下げた場合、もらえる年金が42％も増額されます。
退職金を年金繰り下げ受給の原資にする、という考え方です。退職金の使い方としてベストの方法で、運用よりも安全かつ確実にお金を増やすことができます。
そのほかにも運用方法としてはiDeCoやNISAなどおすすめの方法もあります。その詳しい解説や逆にやってはいけない運用方法などは書籍に掲載しています。
今回解説した節約・貯蓄方法、運用方法のほかにも保険の見直し方法や、教育費＆住居費を含めた老後の資金作成方法など役に立つ情報がありますので、収入が年金だけになる前に、50代のまだしっかり収入があるうちから、いろいろと対策をしておくといいですね。
◆本コラムの作者・長尾義弘氏の新刊が発売中！
『とっくに50代 老後のお金 どう作ればいいですか？』 長尾義弘著 青春出版社刊 1 100円（税込）
投資をしろだの、iDeCoだNISAだのと、いまの世の中、お金を増やしたり貯めたり守ったりの話があふれています。
一方で、「そんなこと、いまさら言われても遅いんだよ！」と憤ったり、暗い気持ちになっている50代は少なくありません。
そこですがったのが、ファイナンシャルプランナーの長尾さん。
子育て真っ最中だったり、夫婦2人だったり、独身だったり…さまざまな状況の50代中高年。その代表としての「取材者（＝相談者？）」が、お金に関する質問を嵐のようにぶつけて、なんとか実現可能で有用な答えを引き出します。
