「老後2000万円問題」など年金だけで暮らすことは難しいといわれる現在。特に50代になると定年が身近に感じるため、老後に関して経済的に漠然とした不安を感じる人も多くなるといいます。実際に生命保険文化センターの2019年度の意識調査でも、「自分の老後生活に不安感あり」と答えた人は8割を超えています。不安の理由として断トツの1位はやはり「公的年金だけでは不十分」という理由。そのほかの調査でも大体トップに来るのはお金のこと。ほとんどの人が老後の生活に不安を抱えているのです。そこで今回は長尾義弘さんの著書『とっくに50代老後のお金 どう作ればいいですか?』(青春出版社)から、老後の不安をなくすための様々な方法について抜粋紹介します。
とっくに50代…「老後の資金」はどうしたらいいですか!?
皆さんは定年退職後、毎月どれほどのお金が必要で、実際にどれほどまかなえるのか、はっきりとイメージできているでしょうか?
50代半ばを過ぎると定年が身近になるため、老後に向けて経済的な不安を抱える人が多くなってきます。しかし、あまり実態をよく知らないという人は多いです。
不安を無くすためにも老後の暮らしとはどういったものなのか、しっかりイメージしておくことが大切です。