「お金は欲しいけど、あんまり仕事はしたくない」「仕事はキライじゃないけど、一生お金のために働くのはイヤだ」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに、お金にも時間にも場所にも縛られず、好きなことで楽しみしながら収益を得て、自分の人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は
『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。

【たった4年でFIREできた元会社員が教える】お金のために働く必要がなくなる4つのステップ[その1]なぜ紙に書き出すとよいのか?イラスト:伊藤ハムスター

なぜ紙に書くといいのか?

【前回】からの続き

そもそも「なぜこんなことを書き出す必要があるの?」と思う人もいるでしょう。実は、書き出すことによって実現の可能性が飛躍的に高まるのです。これについて、米ハーバード・ビジネス・スクールが行った有名な調査があります。

「自分の目標を立てて紙に書いているか?」という教授からの質問に対して、84%の学生は「目標は立てていない」、13%の学生は「目標を立てているけれど紙に書いていない」、3%の学生は「目標を立てて紙に書いている」と答えました。それから10年後、その卒業生たちを追跡調査したところ、「目標を立てて紙に書いている」と答えた3%の人の平均年収は、残り97%の人のなんと10倍になっていたのです。

キーボード入力より手書きする効力

また、米ドミニカン大学カリフォルニア校の心理学博士、ゲイル・マシューズ教授による次のような調査結果も報告されています。267人を集めて目標達成に関する調査をしたところ、目標を「手書き」したときの達成率は、キーボードで「タイプ」したときに比べて42ポイントも上昇したのです。明確な目標を立てて、それを「手書き」することが、目標達成に高い効力を発揮するということがわかります。

これは数々の成功者も同じようなことを口にします。実現したい未来を紙に書き出して、毎日それを眺めるだけで実現可能性が飛躍的に上がるのであれば、これはもう騙されたと思ってやるしかないでしょう。まだ紙とペンを手にしていない人は、すぐに用意してください。

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』より一部を抜粋・編集したものです。