高等学校で「資産形成」や「投資」の授業が始まってはや3ヵ月。ビジネスパーソンは賞与月を迎えるが、物価の値上がりがすさまじい。一方、給料はさっぱり上がらない。こうなったら、株だ!FXだ!と騒がず、100年後も使える普遍的なお金の教養を身につけるしかない。このタイミングでぜひ読んでおきたいのが、『13歳からの億万長者入門──1万円を1億円にする「お金の教科書」』だ。
この本はベストセラー『生涯投資家』の著者で中高生に投資教育をしている村上世彰氏が「子どもから大人まで深くお金を考えられる教科書です。お金という道具に興味を持っていただければ!」と絶賛。読者からも「億万長者マインドセットが手に入る最良の書!」「高校の資産形成、投資の授業の教科書にぴったり!」という声が届いている全米ロングセラーだ。本書の翻訳者・関美和氏は長らく外資系金融業界の最前線にいた。今回、日米の億万長者だけでなく、お金で人生を台無しにした人たちを熟知する関氏に、本書から「5大ワースト習慣」を選抜。今回は【ワースト2位】を紹介しよう。

「【本日は甲子の日+大安吉日! なのに…】“1万円を1億円にできない人”のワースト5大習慣新発表!【ワースト2位】億万長者になる人、すっからかんになる人のシンプルな分岐点とは?Photo: Adobe Stock

訳者・関美和が選ぶ
ワースト5大習慣「第2位」とは?

「【本日は甲子の日+大安吉日! なのに…】“1万円を1億円にできない人”のワースト5大習慣新発表!【ワースト2位】億万長者になる人、すっからかんになる人のシンプルな分岐点とは?関美和(せき・みわ)
翻訳家。MPower Partners Fund L.P.ゼネラル・パートナー
慶應義塾大学文学部・法学部卒業。電通、スミス・バーニー勤務後、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。モルガン・スタンレー投資銀行を経てクレイ・フィンレイ投資顧問東京支店長を歴任。また、アジア女子大学(バングラデシュ)支援財団の理事も務めている。おもな訳書に『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(ダイヤモンド社)、『FACTFULNESS(ファクトフルネス)――10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(日経BP)、『ゼロ・トゥ・ワン――君はゼロから何を生み出せるか』(NHK出版)、『お父さんが教える 13歳からの金融入門』(日本経済新聞出版)など多数。

 みなさん、こんにちは。

13歳からの億万長者入門…1万円を1億円にする「お金の教科書」』の訳者・関美和です。

 おかげさまで連休中に連載した「【GW学校では絶対教えてくれない億万長者マインドセット】“1万円を1億円にする”「お金の教科書」ベスト10金言特集」は多くの方に読んでいただいたようです。

 ただ、お金の知識は攻め守りが大切。

 連休中の連載はいわば「攻め」でした。

 今回は「守り」の話をします。

 これまで、「守り」の話については、

【本日は父の日!なのに…】“1万円を1億円に絶対できない人”の5大ワースト習慣【ワースト5位】毎月500万円稼ぐ天才外科医が手取り20万円のサラリーマンに負ける理由

【今月はボーナス月!なのに…】“1万円を1億円にできない人”のワースト5大習慣知らないと一生損する!【ワースト4位】平気でクレカを使っている人が知らないこと

【本日は最強開運日(一粒万倍日+巳の日)!なのに…】“1万円を1億円にできない人”のワースト5大習慣【ワースト3位】お金を貯めるモチベーションが高い人、低い人の違いってなあに?

 などを配信してきました。

 おそらくビジネスパーソンのみなさんがボーナス月を迎え、少し浮かれた気分になっているかもしれませんので、きっちり「守り」を固める7月にしていただきたいと思っています。

 私は福岡県に生まれ、慶應義塾大学卒業後、電通、投資・証券のスミス・バーニーを経て渡米。ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得。その後、モルガン・スタンレー投資銀行、クレイ・フィンレイ投資顧問に籍を移し東京支店長を経験。

 2008年から一念発起して翻訳家に専念。2015年から杏林大学特任准教授を経て、現在はベンチャー・キャピタル「Mパワー・パートナーズ・ファンド」をハーバード時代からの友人たちと設立。アジア女子大学支援財団の理事も務めています。

 長年、外資系金融の第一線で働いてきたので、正直、すごいお金持ちからお金がさっぱり貯まらない人まで、ありとあらゆる人を見てきました。

 そんな私から見て、【13歳からの億万長者入門…1万円を1億円にする「お金の教科書」】は「億万長者マインドセットを身につける最良の書」だと思っています。大人が読んでも学びがあり、子どもが読んでも将来必ず役に立つ。

 お金の本は数あれど、正直、こんな本はめったにないと思います。

 いよいよ高等学校でも、「資産形成」や「投資」の授業が始まりました。

 ただ、大人や子どもが本当に必要な知識が学校で体得できるのかはまったく未知数です。

 この本は「お金の本質」が学べながら、「億万長者マインドセット」が身につき、「稼ぐ力」→「貯金力」→「投資力」の3つの力が自動的につく構成になっています。

 この“順番”を絶対に間違えてはいけません。

 つまり、「稼ぐ力」→「貯金力」→「投資力」の順に学ぶのです。

 でも、多くの日本人は最後の「投資力」だけに目が行きがちです。

 事実、書店には多くの株の本や不動産やFXや仮想通貨など本がたくさんあります。

 でも、そこから入ると、大やけどをすることが多いです。

 大半の日本人は、学校ではお金のことはほとんど学ばずに社会人になります。

 そして誰からもお金の知識を教えてもらえず、「ポンジ・スキーム」などの伝統的詐欺にひっかかる。これは大人だけではありません。

 18歳で成人になる、子どもたちも、その危険性がとても高いのです。

 今回はそんな大人たちだけでなく、これから未来を担う子どもたちへのメッセージとして、「1万円を1億円に絶対できない人の5大ワースト習慣」を本書から抜粋して紹介します。

 今必要なのは、大人も子どもも、「億万長者マインドセット」をインストールし、甘い言葉に惑わされないことです。

 前回、【ワースト3位】は「計画性がない」でした。

 では、【ワースト2】は、何でしょうか?