良い「ボディコピー」かどうかを判断する基準

 例えば、「3.人(作った・やる人)」を見て「30年のベテラン技師」、「2.技術(作り方・やり方)」を見て「自社ならではの特殊な作り方」のほうが使えると思ったら、「なぜこれだけの実績が作れるのか。それは30年のベテラン技師が弊社独自の〇〇という特殊な作り方をしていて、他では作れないから」となります。

 作ってみてそれが良い「ボディコピー」かどうかを判断するには、ターゲットとなる人がその文章を読んだときに「なるほど! それなら(良い商品・サービスと)納得できる」と思ってくれるかと考えることです。

 業界によっては「ボディコピー」を考えたときに、どうしても薬機法(医薬品等の品質と有効性及び安全性を確保するために、製造、表示、販売、流通、広告などについて細かく定めた法律)が気になると思います。

 しかし、書き出しの段階は気にせず書き出し、後から薬機法に抵触しないかどうか、しているならどういった「ボディコピー」なら抵触しないかを考えると良いでしょう。

 前回同様「ボディコピー」を考える際は、人は空白があると埋めたくなるという心理があるので、マンダラ広告作成法シートの様にマスを書いて、そこに書き込むようにすると、より閃きやすくなります。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』、『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(以上、ダイヤモンド社)などがある。