イスラエル政府がシリアで実施する多くの空爆作戦に関し、米国政府とひそかに事前調整していることが分かった。米政府当局者や元当局者らが明らかにした。イスラエルによる空爆は、イランからレバノンの武装組織ヒズボラへの武器供与の阻止や、シリア国内でのイラン軍やその代理組織の勢力を弱めることが狙い。米政府当局者らはこれまで、作戦について多くを語ってこなかった。だが舞台裏では、イスラエルによる作戦の多くは数年前から、米国防総省や米中央軍の高官が事前に承認していると当局者や元当局者らは述べている。米国は過激派組織「イスラム国」(IS)に対する軍事作戦を展開していることから、イスラエルによる空爆がその妨げにならないようにすることが狙いだという。
イスラエルによるシリア空爆、米が事前に確認
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