ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は電気自動車(EV)向け高速充電サービスを手掛けるエレクトリファイ・アメリカの少数株式を、ドイツの総合電機大手シーメンス傘下のシーメンスファイナンシャルサービスに売却することで合意に近づいている。エレクトリファイ・アメリカの企業価値を20億ドル超と評価している。事情を知る複数の関係者が明らかにした。  VWは全米およびカナダの一部で運営するEV充電スタンドを2026年までに現在の2倍以上の1800カ所に増やす計画。今回の売却で得た資金は同計画の一環として追加資金となる予定。