米国の一部大手小売企業は、店頭販売されている緊急経口避妊薬の購入について制限を設けている。最高裁が人工妊娠中絶の合憲性を認めた判決を覆す判断を下したことを受け、こうした避妊薬の需要が大幅に高まっている。  大手小売企業のウェブサイト上では27日朝、こうした緊急経口避妊薬の品不足や在庫切れが見られ、ドラッグストアチェーン大手CVSヘルスと小売り大手ウォルマートは購入制限を設けた。CVSでは1人3個の上限を設けた。ウォルマートは、一部の緊急経口避妊薬購入について、制限こそ設けなかったが来月まで入荷できないとしている。今週中に購入できる緊急経口避妊薬に関しては、4~6個の上限が設けられた。