トランプ前米政権で首席補佐官を務めたマーク・メドウズ氏の最側近だったカシディ・ハッチンソン氏(25)は28日、2021年1月6日の米連邦議会襲撃事件について調査する下院特別委員会の公聴会に出席した。同氏は当日の集会参加者が重武装していると警告を受けていたにも関わらず、ドナルド・トランプ前大統領が議会に向けて行進するよう仕向けたと述べた。ハッチンソン氏はまた、トランプ氏が支持者らと共に議会議事堂へ行くことを要求していたことを伝えられたと明かした。ハッチンソン氏はトランプ氏が乗るリムジンの中での激しいやり取りにも言及。トニー・オルナト次席補佐官から伝えられた話として、安全面の懸念を理由にシークレットサービスが議会へ向かうことを拒否すると、トランプ氏は車のハンドルを握ろうとしたという。また警備トップのロバート・エンゲル氏が議会議事堂へ向かうことを拒否すると、トランプ氏はエンゲル氏に突進したという。