米ニューヨーク州で28日、11月の中間選挙に向けて民主党の州知事候補を選ぶ予備選が行われ、現職のキャシー・ホークル氏が2人の対立候補を破った。同州初となる、選挙で選ばれた女性知事の誕生へ大きく近づいた。AP通信が報じた。同じく州知事候補を選ぶ共和党の予備選は、党幹部らの支持を受けたリー・ゼルディン下院議員(ニューヨーク州)が勝利した。ルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長の息子であるアンドリュー・ジュリアーニ氏など他の3候補に大差をつけた。クック・ポリティカル・リポートによると、本選では民主党が圧倒的に優勢で、知事の座を維持する見通し。ホークル氏は28日、連邦最高裁判所が先週、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた「ロー対ウェード判決」を覆したほか、ニューヨーク州の銃携帯規制に違憲判断を下したことに言及。「われわれの権利が脅かされている」とし、「最高裁が自らの能力をどう考えていようとも、ニューヨークの皆さん、あなたたちは守られている」と述べた。
米各地で州知事予備選、NYは現職勝利
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