「運動量や状況が同じだからといって、誰もが同量の汗をかくわけではないのです」と、ホワイト医学博士は強調します。さらにクーロシュ医学博士は、「発汗量は個人差が大きく、年齢や体型、筋肉量、健康状態、ホルモン量、体力レベル、食事さらには外気温や湿度など、さまざまな要因に影響されるものなのだ」と述べています。

 つまり、他人のかく汗の量と自分の発汗レベルとを比較しても、なにが「正常」であるかは測ることは難しい…というわけです。

結論:不必要に心配しないで!

 自分が異常なほど発汗していると感じたら、とにかく掛かりつけの医師にまず相談してみてください。医師であれば、それが基礎疾患によるものなのか? 投薬によるものであるのか? その原因を診断してくれるはずです。健康状態や薬が影響しているということであれば、その根本的な原因に対処することによって過剰な発汗を抑えることができることの見込めます。その上で、多汗に焦点を絞った治療を行なってくれるはずです。

 もしあなたが、自分の汗の量が気になっていて、さらにデオドラント用品の減りも早過ぎると不安になっていたとしても、そう慌てる必要はないと言えるでしょう。ここで問題とすべきは、これを自分一人で思い悩むことです。そんな必要などありません。すぐ医師に相談しましょう、解決策は必ずあるはずです。

Text by Hikaru Sato and Lulu Chang
Source / Prevention
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。

「大量の汗」の原因になり得る5つの要因、汗を抑えるポイントは?【医学博士が監修】