米ツイッターはイーロン・マスク氏に書簡を送付し、440億ドル(約6兆0450億円)での同社買収を撤回しようとする行為は「無効で不当」なものだと主張した。またツイッターとしていかなる義務にも違反したことはないとしている。7月10日付書簡は規制当局へ11日に提出された報告書の中で明らかになった。ツイッターの弁護士らは買収撤回を試みるマスク氏の意向について、買収合意に基づく義務を拒否するものだと指摘した。マスク氏は先週、ツイッターの買収を完了する上で必要な情報を受け取っていないと述べていたが、弁護士らは「ツイッターは契約に基づくいずれの義務にも違反しておらず、重大な悪影響を及ぼす事由はこれまで生じていない上、今後も生じないものとみられる」としている。