ガソリン価格は上昇時と同じくらい急速に下落し、米国のガソリンスタンドの約半数を運営する個人事業主や独立事業者にとって新たな頭痛の種となっている。ガソリンスタンド経営者は、ガソリンや軽油の地下タンクを補充する際に支払った金額をもとに、消費者が目にする店頭価格を決める。彼らは投資資金を回収し、利益を捻出するため、相応の金額で燃料を売る必要がある。だが在庫の回転率に応じて数日から数週間の期間を要する場合がある。相場変動が激しい中、ダグ・ロビンソン氏のようなガソリンスタンド経営者にとって、店頭価格の決定は困難なものになっている。価格が下落しても、テキサス州中央部で経営する2軒のガソリンスタンドで、すでに購入した燃料をより高い金額で販売しければならない。また今後の値動きが不明なため、新たな燃料を注文するたびに損失のリスクを負う。
米ガソリンスタンド経営者、頭悩ます店頭価格
相場乱高下、独立系スタンドの値決めは難しい
有料会員限定
あなたにおすすめ