小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。

【実践・販促テクニック】強者に負けない弱者の販促(3)!差別化編Photo: Adobe Stock

1つだけだとすぐ真似されてしまうので、
組み合わせて「差別化」できるポイントを考える

 地域に根差した小さなお店や会社が売上を上げたいなら、まずは「マンダラ広告作成法」で「A4」1枚チラシを作る事をおススメしています。

 なぜ「マンダラ広告作成法」で「A4」1枚チラシを作るのがおススメなのか?

 それはランチェスター戦略の一つ、「差別化」を考えやすいからです。

 皆さんは、ランチェスター戦略をご存じでしょうか?

 ランチェスター戦略とは、戦力に勝る「強者」と戦力の劣る「弱者」にわけ、それぞれがどのように戦えば戦局を有利に運べるのかを考えるための戦略論で、もとは第一次世界大戦での航空戦から生まれと言われています。

 現代ではビジネスに応用され、主に弱者である中小企業が強者である大企業に勝ち抜くためのマーケティング戦略として活用されています。

 ランチェスター戦略に関しては多くの書籍が出版されているので、詳しくはそれらの本を読んでいただきたいのですが、ランチェスター戦略のいう「差別化」を簡単に説明すると「顧客に支持されることで、強者に簡単に真似されず、わかりやすく伝えられる事」を言います。

 もう少しく詳しく説明しましょう。差別化できることを挙げると、

 ・客層
 ・商品
 ・価格
 ・地域
 ・販促手法
 ・営業方法
 ・理念

 などがあります。

 一つだけで差別化できるのが理想ですが、1つだけだとすぐ真似されてしまうので組み合わせて「差別化」できるポイントを考えます

「マンダラ広告作成法」で「A4」1枚チラシを作ると、
顧客に支持され、簡単に真似されず、わかりやすく伝えられる

 しかし、どうやって複数の「差別化」できるポイントを見つければいいか分からない方もいらっしゃると思います。

 そんな時は「マンダラ広告作成法」で「A4」1枚チラシを作るのです。

「マンダラ広告作成法」には、商品の差別化ポイントを見つけるための8つの参考キーワードが書かれています。

 それを見ながら考える事で、強者に真似されない差別化ポイントを見つけやすくなります。

 また、その商品の差別化ポイントから、顧客にどんな良い事があるのかを考えていくので、自然と顧客に支持される差別化ポイントになります

 さらに、それらをもとに「A4」1枚チラシを作るので、自然とわかりやすく伝えられるようになるのです。

 つまり「マンダラ広告作成法」を使って「A4」1枚チラシを作ることで、自然と「顧客に支持されることで、強者に簡単に真似されず、わかりやすく伝えられる事」になるのです。

 それだけではありません。他にも「マンダラ広告作成法」では「商品を買って喜ぶ人はどんな人?」を考えるところがあるので、差別化できる客層なども同時に考えることが出来ます。

 ランチェスター戦略の「差別化」ポイントを見つけたい方は、「マンダラ広告作成法」で「A4」1枚チラシを作ってみてください。

 そうすれば、自然と「差別化」ポイントが見つかるでしょう。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。