大昔のアイデアがまた一つ形になった。株を保有したり、自分で投資資金を全額用意したりしなくても、株の値上がりや値下がりに賭けることができる商品が登場した。ニューヨークの資産運用会AXSインベストメンツは今月、一度に一つの銘柄の株式に投資する上場投資信託(ETF)を8本設定した。このうち7本はレバレッジ型で、最大で1日の値動きの2倍の利益が得られることもあるが、損失も2倍になる可能性がある。AXSのグレッグ・バサック最高経営責任者(CEO)は新たなETFについて、テスラやペイパル・ホールディングスなどの「個別株の値上がりや値下がりについて確信度の高い、超短期の見通しを表明するのにトレーダーが利用できる通常より切れ味の鋭いナイフ」と表現した。