直接会うことが減り、オンラインでのやりとりが増えてきた今「手書き」文字は「個性」や「人柄」に触れられる数少ないツールとしてビジネスでの大きな武器となります。とはいえ、忙しいビジネスパーソンが字のおけいこに費やせる時間はさほどありません。そんな方に向けた新発想の美文字本が『簡単ルールで 突然、美文字が書ける』。字が苦手な人を長年指導してきた著者・萩原季実子さんが「字がうまく書けない理由」を研究し、少し変えるだけで飛躍的に字がうまく見えるポイントだけをルール化した本で、練習なしでも、誰でも、自分史上最高の「美文字」が書けるようになると話題です。この連載では、本書より抜粋しながら美文字のコツを紹介いたします。
漢数字の「一、二、三の法則」は横線のある漢字すべてに流用可
漢字には、長い横線が入っているものがあります。横線の数は、ほとんどが1~3本です。
ためしに、自分の名前を思い浮かべてください。横線はありませんか?
たとえば、「子」には横線が1本、「江」には横線が2本、「実」には横線が3本入っていますよね。
書きたい文字に、1本から3本までの長い横線を見つけたら、前回お話した漢数字の「一、二、三の法則」が使えます。
つまり、漢字の「一、二、三」が書けるようになるだけで、横線が入っている漢字すべてが、さらに美しくなるんです。
*本記事は、「簡単ルールで突然、美文字が書ける」から、抜粋・編集しています。