【ワシントン】米国防総省は8日、ロシアによるウクライナ侵攻からの6カ月弱で負傷あるいは死亡したロシア軍兵士は8万人に上ると明らかにした。米軍がロシア側の死傷者数を発表したのは初めて。  コリン・カール国防次官(政策担当)は同日の記者会見で、米政府の推計によると、ロシアの死傷者数は7万~8万人だと述べた。ロシアがウクライナ侵攻を開始した2月24日までの数日間、西側諸国の当局者らは、ロシア軍がウクライナ国境付近に約15万人の兵力を集めていると推計していた。