クメール語でアンコールは「町」、ワットは「寺院」の意味クメール語でアンコールは「町」、ワットは「寺院」の意味

 アンコールの遺跡群の拠点となる街がシェムリアップ。日中に遺跡群を見学したあとは、シェムリアップのナイトライフの中心「パブ・ストリート」を訪れてみてください。百数十メートルの通り沿いに、バーやクラブ、レストランやカフェ、そしてみやげ物店などが軒を連ね、夜遅くまでにぎわいます。歴史的な遺跡とは対照的に、ネオンサインが夜遅くまできらめき、歩くだけで気分も高揚してきます。

遺跡見学の後はカンボジアの名物通りで夕食&ショッピング遺跡見学の後はカンボジアの名物通りで夕食&ショッピング

絶滅危惧種の動物に出合える
南米のガラパゴス諸島

ダーウィンが生物進化論を説いたきっかけとなったひとつ、ガラパゴス諸島のゾウガメダーウィンが生物進化論を説いたきっかけとなったひとつ、ガラパゴス諸島のゾウガメ

 遺産というと、文化的な遺跡や建築を想像してしまいがちですが、世界遺産の約2割を自然遺産が占めています。独特の景観美や自然現象、希少な動植物の生息地などが自然遺産として登録されており、なかでも有名なのが、「ガラパゴス諸島」です。絶滅危惧種20種類以上が123の島々と岩礁に生息し、イギリスの自然学者チャールズ・ダーウィンはここで、同じゾウガメやウミイグアナでも島によって特徴が異なることを発見したのです。ガラパゴス諸島には植物約900種、爬虫類約20種、鳥類約60種、昆虫類約1000種が生息し、サンタ・クルス、またはサン・クリストバルから4泊5日で島々をめぐるツアーが人気です。