「ナミブ砂漠」の「死の沼=デッドフレイ」「ナミブ砂漠」の「死の沼=デッドフレイ」

海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「世界〈自然〉遺産」についてです。国や首都、グルメや島など、世界について学ぶことができると好評の地球の歩き方【旅の図鑑シリーズ】に、待望の第13弾が登場!ユネスコの世界遺産に登録されているすべての自然遺産218件と複合遺産39件を1冊にまとめました。ページをめくるたびに自然の雄大さ、不思議さ、尊さを実感するはず。世界の6つのエリアの自然遺産の特徴をピックアップして絶景写真とともに紹介します。(文/『世界遺産 絶景でめぐる自然遺産 完全版』編集担当 グルーポ ピコ 今福直子 写真/iStock、Shutterstock)

動物天国!
中近東・アフリカの自然遺産

 自然遺産は自然の景観美に加え、生物の多様性、貴重な生態系、地球の歴史を物語る地形や地質が登録の主たる要素。そのなかで野生動物の自然遺産が圧倒的に多いのがアフリカ。ヌーの群れが大移動することで知られるタンザニアの「セレンゲッティ国立公園」を筆頭に、アフリカゾウの数が世界一のボツワナの「オカバンゴ・デルタ」、カバが無数に生息する南アフリカの「イシマンガリソ湿地公園」など、動物の保護を目的とした自然遺産が多数あります。