【ビタミンC】
多く含まれる食品:緑黄色野菜、果物など

 抗酸化作用があり、免疫機能に働きかける栄養素です。水溶性のビタミンなので、熱に弱く、生で食べるのがおすすめです。キウイフルーツやオレンジ、小松菜などをミキサーにかけてジュースにすると、食欲がないときでも取り入れやすくなります。

【ビタミンA】
多く含まれる食品:レバー、ウナギ、緑黄色野菜など

 のどや鼻の粘膜を保護、強化してくれる栄養素です。脂溶性のビタミンなので、油と合わせて調理することで吸収率が高まります。レバニラ炒めや野菜炒めなど、油で炒めて調理しましょう。また、食欲がないときは、ウナギを細かく刻み、ご飯に盛り付けだしをかけて食べる、うなぎ茶漬けもおすすめです。抗菌作用のあるネギやショウガを薬味にして取り入れるのもよいでしょう。

【ビタミンB2】
多く含まれる食品:レバー、ウナギ、ブリ、卵、モロヘイヤなど

 細胞の再生を助け、粘膜を保護する栄養素です。卵は、タンパク質も含み消化もよいため、ご飯や麺類に合わせたり、汁物に入れたりと調理アレンジもしやすい食材です。

【ビタミンB6】
多く含まれる食品:マグロ、カツオ、鮭など

 免疫細胞や皮膚、粘膜の細胞を構成するタンパク質を合成するのに必要な栄養素です。魚に多く含まれています。煮魚や鮭雑炊など、やわらかく煮込むことで消化がよくなり、取り入れやすくなります。

【発酵食品、食物繊維】
多く含まれる食品:キムチ、みそ、ヨーグルト、納豆、野菜、キノコ類など

 腸内環境を整えたり、腸の働きを活発にしたりする食品を取ることも、風邪を引きにくくなることにつながります。食欲がないときは、タンパク質を含むヨーグルトはのど越しもよくおすすめです。みそ汁に納豆や野菜、キノコを小さく切って入れ、よく煮込むことでも食べやすくなります。