米連邦捜査局(FBI)がドナルド・トランプ前大統領の邸宅を家宅捜索したことを受けて、共和党の有力党員の多くがトランプ氏の下に結集し、議会の主導権を争う11月の中間選挙と2024年の大統領選挙の政治潮流に変化をもたらす可能性がある。FBIの捜査についてはまだ詳細が不明な点が多いものの、この動きは、トランプ氏が大統領選への3回目の出馬を公然と検討しているのと同様、同氏の共和党に対する掌握力を試すとともに、そうした掌握力を強調するものである。共和党員の多く(大統領選予備選でトランプ氏の対立候補となり得る党員含む)は、バイデン政権による政治的な動機に基づく捜索だと批判した。司法省により詳しい情報を求める党員もいたが、その動機を批判することは控えた。