米ユナイテッド航空を傘下に持つユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは電動の「空飛ぶタクシー」100機の予約金1000万ドル(約13億3000万円)を支払った。電動の垂直離着陸(eVTOL)技術に自信を深めているようだ。ユナイテッドと複数の提携航空会社は昨年、eVTOL機開発の米アーチャー・アビエーションに出資し、最大200機を購入する仮契約を交わしていた。他の航空会社や航空機リース会社もeVTOLの新興企業への投資を発表しているが、米航空当局はeVTOL機による旅客輸送をまだ認可しておらず、購入企業もまだ予約金を入れる必要はない。航空業界は混雑した高速道路の上空にeVTOL機を飛ばし、旅客をハブ(拠点)空港と結びつつ、二酸化炭素(CO2)排出量を減らしたい狙いだ。