サウナの首都タンペレで一番人気の
公共サウナに入ってみた
フィンランドの首都はヘルシンキですが、「サウナの首都Sauna Capital」として公式認定されているのが、フィンランド第2の都市圏タンペレTampere。テキスタイルの「フィンレイソン」が生まれた工業都市で、フィンランドの首相サンナ・マリン氏の出身地でもあります。最近では2017年にリニューアルしたムーミン美術館が人気を集め、ムーミンファン必訪の町としても知られています。そんなタンペレにはフィンランドで最も古い公共サウナがあるほか、市内に34、郊外に51もの公共サウナが存在し、その数は世界最多!伝統的な湖畔のサウナから、レストランが併設されたクラブのようなおしゃれサウナまで、さまざまなタイプのサウナが揃っています。
そんなサウナの首都タンペレで最も人気が高いという公共サウナ「ラウハニエミ・サウナ」に行ってみました。平日の昼間にもかかわらず地元の人で大賑わいでしたが、ひと目見て人気の理由がわかりました。サウナから湖に直行できて(子どもに大人気の高飛び込みも可能)、岩の上でたっぷり日光浴ができるのです。つるすべな岩肌は直に寝転んでも痛くありません。遠目に見るとなんだかアザラシが並んでいるかのようですが、人もまた動物……と、本能の赴くまま、サウナ→湖→岩、を繰り返しているうちにスッキリ爽快。
更衣室は男女別で、サウナは男女共用が2つ。わりと広めで出入りしやすくなっています。別途予約で、麻やタールのサウナ、プライベートのログサウナも利用可能。年中無休で、冬は寒中水泳ができるのだとか!夏でも相当冷たい湖だったので、冬はいかほどか……。冬に訪れる方はサウナでしっかり温まってからトライしてみてください。
https://rauhaniemi.net/en/