米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官(55)は先週、当地のFBI支局で、鷲と星条旗の巨大な絵の前に立ち、FBIの捜査官たちがアイルランドからの情報を活用して、地元の病院をランサムウエア攻撃から救う手助けをしたことについて話した。こうした類いの脅威こそ、レイ氏がFBIの優先課題に据えていたものだ。しかし、報道機関からの最初の2つの質問はドナルド・トランプ前大統領に関するものだった。会見の2日前、FBIの捜査官が1500マイル(2400キロメートル)離れたフロリダ州で、機密文書の取り扱いに関する刑事事件捜査のため、トランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」から20箱以上の資料を押収していた。
FBI長官、トランプ邸捜索と脱党派の板挟み
「プロ意識を追求してきたが、われわれも人間だ」
有料会員限定
あなたにおすすめ