新しい会社をどこに置くか迷っているテクノロジー系のスタートアップ企業に、ひとつ提案がある。他のテック系スタートアップ、それもできれば異業種の企業の近くにオフィスを構えることだ。ハーバード大学、ジョージア工科大学、マサチューセッツ工科大学の研究者は米国最大級のテック系コワーキングスペースにおいて、互いに近くに入居するテック系スタートアップ間で発生したアイデアの交換を測定した。研究結果はワーキングペーパー(研究報告書)で発表されている。研究では、「知識のスピルオーバー(波及)」は20メートル以内で働く異業種のスタートアップ間で最も大きくなることが分かった。このような近距離で仕事をすることで人の交流が生まれ、スタートアップが手掛ける技術インフラ全体の一部として活用している技術に関するアイデアの共有につながったという。
新興テックのコワーキング、高い相乗効果
「知識のスピルオーバー(波及)」は20メートル以内で最も大きく
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