大豆ミート写真はイメージです Photo:PIXTA

植物由来の代替肉メーカーが
アメリカで次々に起業

 伊藤忠の食糧部門に所属する山田恵公はグループの食品素材メーカー、不二製油に出向し、PBFS(Plant-Based Food Solutions)事業部で働いている(取材当時)。

 担当しているのは大豆ミートなどのプラントベース(植物由来)フードの開発だ。不二製油には四つの事業分野がある。植物性油脂、業務用チョコレート、乳化・発酵素材、そして大豆加工素材だ。

 売り上げや営業利益で見ると、植物性油脂、業務用チョコレートが7割、乳化・発酵素材と大豆加工事業が3割となっている。

 山田が同社に出向することになったのは伊藤忠の食糧部門で原料大豆のトレードなどの経験があったからだ。

 PBFS事業を理解するにはまず、大豆ミートとは何なのかを知らなくてはならない。