小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。

【言葉を変えて弱みを強みに変える!】「愛想が悪い」編Photo: Adobe Stock

自分では劣っている(弱み)と思っている事でも、
それが良い(強み)と思う人は必ずいる

 私が販促セミナーやコンサルティングでよく言っているのが、

劣っている(弱み)と思っている事でも、とにかく伝える!

 という事です。

 これが、とても大事です。なぜなら、人はそれぞれ価値観が違うので、自分では劣っている(弱み)と思っている事でも、それが良い(強み)と思う人が世の中には必ずいるからです。

 どういうことなのか? 恋愛で考えてみると分かりやすいと思います。世の中には、

 ●年下が好きな人がいれば年上が好きな人がいる
 ●痩せている人が好きな人もいれば太っている人が好きな人がいる
 ●背の低い人が好きな人がいれば背の高い人が好きな人がいる

 もちろん、人により多い少ないはあるでしょうが、人それぞれ価値観が違うので劣っている(弱み)と思っている事でも、とにかく伝えた方が良いのです。

 でも、劣っている(弱み)と思っている事を伝えるのは、なかなか抵抗がありますよね?

 そこでおススメしているのが、劣っている(弱み)と思っている事を別の良い方に変えてみるという方法です。

 今回は、もっと分かりやすく「愛想が悪い」で説明しましょう。

「愛想が悪い店長を」を「職人気質な店長」
と言い換えるとイメージが変わる

 例えば、味は美味しいのに、店長が「愛想が悪い」という劣っている点があるラーメン屋さんがあったとしましょう。

 そんな時は、劣っている「愛想が悪い」を言い換えるのです。

 例えば、「職人気質」という言葉に言い換えてみてはどうでしょう?

「愛想が悪い店長を」を「職人気質な店長」と言い換えるとイメージが変わります。

「職人気質な店長」の頭に「おいしいラーメンを追求し続ける!」という言葉を付け加え、

おいしいラーメンを追求し続ける! 職人気質な店長がやっているラーメン屋〇〇

 とすれば、ますます良い感じになってきます。

 そして「おいしいラーメンを追求! 職人気質な店長がやっているラーメン屋〇〇」とお店の看板に書いておけば、店長が愛想悪くても来店してくれたお客様は、納得するでしょう。

 このように言葉を言い換えるだけで、弱みと思っている事が逆に良い感じになります

 今回、例に挙げた言葉はほんの一例ですが、他にも様々な言葉があるので自分の所にあった言葉に置き換えてみましょう。

 そして、その言い換えた内容で「A4」1枚チラシなど広告を作って、とにかく多くの人に伝えてみてください。

 きっと、「そんなお店があるなら一度行ってみようか!」となるはずです。

 もし「A4」1枚チラシなどの広告をどう作ればいいか分からなければ、マンダラ広告作成法を参考に作ってみてください。良さが伝わる広告の原稿が短時間で作れますよ。

岡本達彦(おかもと・たつひこ)
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。