10月5日放送の日本テレビ「ZIP!」では、4月に出版した話題の本「人生が変わる 紙片づけ!」の著者でこれまでセミナーを通じて1万人以上に片づけを指導してきた石阪京子先生が出演。番組レポーターの岡田ロビン翔子さんと一緒に、3つの一般家庭を訪れ、溢れかえる紙の片づけ方について、具体的&実践的な方法をお伝えしました。番組でも紹介された石阪先生の最新刊「人生が変わる 紙片づけ!」から、石阪メソッドの大事な部分をご紹介します。
冷蔵庫の上に貼られた紙‥‥すぐに見つけられる?
本日の「ZIP!」では、石阪京子先生が3つの家庭を訪れ、紙の片づけ方が合っているか間違っているかをジャッジしました!
最初に訪れた2件のお宅で共通していたのは、冷蔵庫に重ねて貼られた子どものプリントや予定表などの紙。
目につきやすいからと冷蔵庫に貼っておいたら、いつの間にか埋もれ、大事な提出物が期限を過ぎてしまったりした経験、皆さんもあるのではないでしょうか。
冷蔵庫の上に重要な紙を貼るのはNGです。重なると見つけにくくなりますし、機種によっては、冷却機能に影響が出ることもあります。
じゃあどうすればいいのか、というと、紙をデータ化して、GooglekeepやEvernoteなどのアプリで管理するのが一番ラクです。
どうしても貼りたい場合は、吊り戸棚の内側に貼ったり、キングジムの「スキットマン 冷蔵庫ピタっとファイル」という商品を使うのがおすすめです。
取扱説明書はどこにしまう?
もう一つ、悩みの多いのが「取り扱い説明書」などの保管方法です。今回訪れた2件のお宅でも、1件のお宅は、横にして重ねて保管、もう1件のお宅はDIYした棚に立てて保管されていましたがどんどん増えていくので、ぎゅうぎゅうになると困っていらっしゃいました。実はこの保管方法もNGです。
紙類は重ねて保管すると見つけづらいですし、立てて収納してもスペースの7割をこえて入れると出しづらくなり、結局見つけづらくなります。
この解決方法は、「トリセツ」というアプリをダウンロードすること。そうすれば、このアプリに入っている紙の説明書はすべて捨てられます(ただし保証書部分だけは紙で残しておきます)。
入ってくる紙は4つに分類する
毎日、家庭には多くの紙が入ってきますが、私の「紙片づけ」メソッドでは、すぐに次の4つに分けることをおすすめしています。
①すぐに捨てる
②確認して捨てる
③データ化して捨てる
④ファイリングする
の4分類です。
①のすぐに捨てる紙は、興味のないチラシやパンフレットなど。
②は金融機関や自治体からの「お知らせ」のたぐい。
③のデータ化して捨てるは情報として必要だけれど、紙で残す必要はないもの。学校からのスケジュールや取説などはデータ化してもよいでしょう。
そして④の取っておいてファイリングする紙というのは、ズバリ、「金目の紙」と「使う目的のある紙」だけで大丈夫。控除の紙のように”お金”に変わる紙や、提出物のように、あとでその紙自体が必要になるものです。
そして、④の紙は「暮らし」「健康」「教育」「マネー」「取説・保証書」「未処理」の6つのボックスを作って管理していきます(すぐに判断や処理ができない②や③の紙もとりあえず④の「未処理」に入れてOK)。
今回「ZIP」で訪れたご家庭の中で、最後の黒沼さんは実は私の生徒さん。この石阪流「紙片づけ」のメソッド通りに紙を整理していらっしゃいましたが、子どもが4人もいらっしゃるのに、家の中があまりにきれいなことに驚かれた方も多いのではないでしょうか?
この「紙片づけ」の仕組みさえ作れば、黒沼さんの家のように、常にきれいな状態が保てます。何を残して何を捨てるか。また、残した紙はどのボックスに分類するか? などの具体的な例や詳細は「人生が変わる 紙片づけ!」に書いております。ぜひ、ご参考にしてみてください。