小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。
なぜ「ターゲットコピー」が大事なのか?
起業・創業した人がチラシを作る際、長年商売をやっている人より意識しなければいけないのが、「詳細に書く」という事です。
なぜなら当たり前ですが、お客様はどんな商品・お店・会社・人か知らないし、信用がないからです。
「詳細に書く」というのは、どういうことか?
一例を挙げると「ターゲットコピー」「キャッチコピー」「裏付けとなる証拠」「ボディコピー」「オファー」「リスク対策」「行動喚起」「お問い合わせ」の8つのパーツを入れるというのがあります。
今回は、その中の一つである「ターゲットコピー」について説明したいと思います。
「ターゲットコピー」とはどういった内容かと言うと、「〇〇の方へ」など購入(来店)して喜ぶ人を書いた文章になります。
例えば、落ち着いた静かなカフェをオープンし、近隣の方に知ってもらうためのポスティング用チラシを作るとしましょう。
落ち着いた静かなカフェなので、チラシも落ち着いた感じにするために、店名とメニューの一部と地図と電話番号しか書かなかったとしましょう。
そのチラシを見て、このカフェに行ってみたいと思うお客様は、どんなお客様でしょうか?
たぶん、新しいカフェはとりあえず行ってみるいった人や、ライバル店の人ぐらいでしょう。
なぜなら、わざわざそのお店に行く理由がわからないからです。
そこで、わざわざ行った方が良い理由を分かってもらうために、先ほどの「ターゲットコピー」を入れる必要が出てくるわけです。
誰が読んでもよくわかるように
「詳細に書く」を意識してチラシを作る
例えば、このカフェの近隣にはにぎやかなカフェしかなく、静かに落ち着いてコーヒーを飲める所がなかったとします。
そうであれば、自分のお店に来て喜ぶ人は、静かに落ち着いてコーヒーが飲めるところを探している方となるので、ターゲットコピーは「静かに落ち着いてコーヒーが飲めるところをお探しの方へ」となります。
この様な文章を入れておくことで、「今までは仕方なく賑やかなカフェでコーヒーを飲んでいたけど、静かに落ち着いついてコーヒーが飲めるなら行ってみようか」となる可能性があります。
最初でもお伝えした通り、新しくできたところはどんなところかわかりません。ですから、最初は「詳細に書く」を意識して作らなければならないのです。
しかし、どういうターゲットコピーを書いたらいいのか分からない方もいらっしゃると思います。
そこでマンダラ広告作成法です。
マンダラ広告作成法の8つのパーツのうち、5番目に考える「商品を買って喜ぶ人は?」の所に書かれているところを見るのです。
そこには、悩み(欲求)を引き出す8つの参考キーワードが書かれているので、それを見ながら考えることで、
「〇〇で悩んでいる人に喜ばれるのでは?」
「〇〇したくないと思っている人に喜ばれるのでは?」
「〇〇に不安がある方に喜ばれるのでは?」
など、ターゲットコピーのヒントが閃くでしょう。
ぜひ、広告やチラシ作りの際に『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法』を活してみてください。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。