【「鎌倉殿の13人」のMCで話題!】
ビジネスパーソンの悩みの多くは人間関係に由来するものではないだろうか。現在、この問題をはじめ、仕事にまつわる多くの悩みを圧倒的な説得力をもって解決することで人気なのが、プロデューサー・佐久間宣行さん初のビジネス書『佐久間宣行のずるい仕事術』だ。この本はSNSで「働くすべての人に読んでほしい」「人生の教科書にします」と絶賛コメントが多数寄せられている。ここでは本書から佐久間氏が提唱する仕事術の一部をお届けする。
「仕組み」×「ルーティン」
企画づくりは、朝食や歯磨きのように日々のルーティンに組み込もう。
「アイデアづくり」と「ルーティン」は遠い言葉のように感じるかもしれないけれど、ここを仕組み化すると、アイデア出しがモチベーションに左右されにくくなる。
「習慣」の強さ
まずは日々、頭に浮かんだアイデアや「こんなことがおもしろい」といった思いつきを、どんなに小さなものでも、すべてメモする習慣をつける。
いまだったらスマホのメモなど、簡単なものでかまわない。
そして、そのメモを3日に一度のペースで見直し、ふるいにかけ、残った中から三~四つのかんたんな「企画」にすることを習慣にする。
企画にするとは、自分だけのアイデアを、「ここがおもしろい」と人に伝えられるカタチにするということだ。
それを、「企画のタマゴ」としてノートに書く。
メモ→ノート→書類化
この「企画のタマゴ」は、2週に1回のペースで整理する。
そして「これはおもしろいんじゃないか」と思えるものは、月1回、会社に提出できるような企画書にまで練り上げて、一軍企画としてパソコンのフォルダに入れておく。
会社で企画募集があったときはそのフォルダをチェックして、戦えそうな兵隊を出す。
余裕があったら「企画のタマゴ」も見返して、見逃していたおもしろい企画がないかたどっておく。
こうやって「メモを見返す日(3日に1回)」と「ノートを整理する日(2週に1回)」「企画書に練り上げる日(月1回)」をルーティンにしていくと、強制的に企画を立てる習慣がつく。
「Googleカレンダー」で自分を管理する
僕はこれらの日をGoogleカレンダーに「繰り返し」で設定している。
未来の自分に、強制的にその仕事を「させる」のだ。
企画を考える時間がないと嘆いている人は、その時間を捻出する「仕組みづくり」ができていないだけかもしれない。
「アイデア」というと天才的な発想が求められるように思うかもしれないけれど、考えないかぎりアイデアが降ってくることはない。
「いいアイデアが浮かんだら……」と偶然を頼るのではなく、いい企画がほしいなら、日々の中に、クリエイティブに投じる時間をルーテインとして組み込もう。
(『佐久間宣行のずるい仕事術』より)
※本書には、この他にも、たくさんの仕事術が収録されています)