【「鎌倉殿の13人」のMCで話題!】
ビジネスパーソンの悩みの多くは人間関係に由来するものではないだろうか。現在、この問題をはじめ、仕事にまつわる多くの悩みを圧倒的な説得力をもって解決することで人気なのが、プロデューサー・佐久間宣行さん初のビジネス書『佐久間宣行のずるい仕事術』だ。この本はSNSで「働くすべての人に読んでほしい」「人生の教科書にします」と絶賛コメントが多数寄せられている。ここでは本書から佐久間氏が提唱する仕事術の一部をお届けする。

【佐久間宣行の仕事術】「頭のいい人、悪い人の考え方」決定的な1つの差“リスク管理”を怠らないPhoto: Adobe Stock

身内に刺されることもある!?

 チームに属せば、ときには理不尽な目に遭うことだってある。

 もしそうなりそうだと感じたらどうするか?

 そんなときは心や自分の「評価」が傷つく前に「保身」に走ることも必要なときがある。

自分の身は自分で守る

 よくあるのが「パッとしないプロジェクトに巻き込まれ、失敗したら責任を押しつけられる」という理不尽だ。

 そんな事態を避けるためには、雲行きがあやしくなったら事前に対処するしかない。

 できることはさまざまだけど、無謀なプロジェクトに携わることになったら、共通してまずすべきことがある。

 それは「責任の所在はどこにあるか」を確認するということだ。

 だれのどういう判断で実行するのかを明らかにし、それをまわりにも周知する。

 自分が発起人でないなら、そのことを明らかにすることで、自分の身を守るのだ。

責任の所在はどこにあるのか?

 僕は担当番組に望まぬかたちで手を入れられて、あっけなく終了に追い込まれた経験をしたことがある。

 このときは「だれが言い出した」とか「どうしてそうなったか」ではなく、「佐久間の番組が終わった」という事実だけが残ることになった。

 そしてこういう経験を重ねるうちに「責任の所在をはっきりさせないと潰されてしまう」とガードを固めるようになっていた。

理不尽を乗り越えよ

 働いていれば、理不尽なんていくらでもある。

 さまざまな人間の思惑事情が絡まるチームでは、リスク管理もときには必要。

 そんなことも覚えておくといいかもしれない。

『佐久間宣行のずるい仕事術』より)

本書には、この他にも、たくさんの仕事術が収録されています)