ミシェル・ハーシュベックさんは、認知症の夫ポールさんを追跡する方法を探していた。使うことにしたのは、人間用の製品ではないものだった。アップルの紛失防止デバイス「AirTag(エアタグ)」だ。介護をする人々は、認知症の人を監視するのに他の方法ではうまくいかない、あるいは値段が高過ぎるということから、29ドル(約4300円)で小型のエアタグに注目している。多くの追跡アプリは、人々が携帯電話を手元に持っていることが必要条件になる。介護者たちによると、認知症の人は、家を出るときに携帯電話を忘れてしまう可能性があるが、鍵や財布は忘れないものなのだという。エアタグはそのような物につけられるようになっている。
アップル「AirTag」 認知症の家族探しに使えるか
認知症患者を追跡するは倫理的にはグレーな部分も
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