米動画配信大手ネットフリックスが18日発表した7-9月期(第3四半期)の有料会員純増数は240万人と、自社予想100万人の2倍超となり、前期比でプラスに転じた。同社は株主宛ての書簡で「厳しい上半期(1-6月期)を経て、成長を再加速させる軌道に乗ったと考えている」と述べた。それでも、7-9月期の純増数は前年同期の440万人と比べて少ない。同社は10-12月期(第4四半期)の純増数を450万人と見込んでいるが、前年同期の実績は830万人だった。ネットフリックスをはじめとする動画配信企業は、会員数を増やすだけでなく、既存の顧客からより多くの利益を得ることに一層注力している。ネットフリックスの7-9月期の売上高は前年同期比5.9%増の79億3000万ドルだったが、純利益は3.5%減の14億ドルだった。