米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが27日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、インフレ高進やリセッション(景気後退)懸念が消費者心理の重しになる中でも、2四半期連続の赤字から黒字転換を果たした。売上高は前年同期比15%増の1271億ドル。純利益は約9%減の29億ドルだった。アマゾンによると、電気自動車(EV)メーカー、米リビアン・オートモーティブの投資に絡む税引き前の評価益11億ドルが利益に影響した。アマゾンはリビアンに約18%出資している。ファクトセットがまとめた市場予想は売上高が1274億ドル、利益が約22億ドルだった。アマゾン株価は決算の発表を受けて、時間外取引で約13%下落している。