きょうの時点で明日のニュースを知ることができるとしたら、あなたは投資家として今より優れた成果を上げられるだろうか。今月13日、米労働省は9月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で8.2%上昇したと発表し、インフレ率低下への期待は打ち砕かれた。もし12日の時点で翌朝発表のCPIの数字を正確に知っていたらどうなっていただろう。不安定な市場がCPI上昇のニュースでパニックを起こすことは確実で、あなたは株が暴落することを前提にポジションを取っていただろう。しかし次に何が起きるかは想定しなかったはずだ。13日の株式市場は寄り付き直後に2%下落したものの、ほぼ瞬時に反発し急騰、前日比約3%高で取引を終えた。1日の変動幅は過去最大規模だった。
株の「先が読める」と考えたらすべきこと
投資家は今から何が起きるかを正確に把握していると感じることがある
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