フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは、ユーザーアカウントを不正に使用したとしてこの1年間で20人以上の従業員や請負業者を解雇あるいは懲戒処分にしていたことが、事情に詳しい関係者の話やウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した資料で明らかになった。賄賂の受け取りが絡むとみられるケースもあったという。解雇対象には、メタの施設に常駐する警備員として働いていた請負業者らが含まれていた。資料や関係者によると、こうした警備員は「Oops」と呼ばれるメタ従業員の社内連絡ツールへのアクセス権限を与えられていた。Oopsはフェイスブックの創業初期から存在し、ユーザーがパスワードやメールアドレスを忘れたり、アカウントを乗っ取られたりした場合に問題を解決する役割がある。
米メタ、社員ら処分 ハッカーから金銭授受も
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