中間選挙で共和党が下院の過半数を奪還し、政権与党・民主党が連邦議会の両院で多数派を占める状態に終止符が打たれた。ジョー・バイデン大統領の議案に新たな難題を突き付けている。政府と議会の「ねじれ」状態が主要課題にどのような影響をもたらすかを見てみよう。税制税制民主党の両院支配が終わることで、バイデン氏は、企業や高所得世帯への増税など、2020年の大統領選で掲げた主要な公約を実現できなくなるだろう。・現在の議会で一連の重要な税法が成立したが、超富裕層の未実現のキャピタルゲインに対する新たな課税を含むバイデン政権の他の優先課題は、ねじれ状態の中で廃案となるだろう。一方、バイデン氏が拒否権を行使すれば、同氏が署名した税法が共和党によって廃止されることは防げる。共和党は内国歳入庁(IRS)監視に関する公聴会を開き、IRSによる新たな資金の使い方に制限を求めるだろう。