米IT大手の一部で従業員の解雇が進められている。これまでのところ、こうした傾向に逆行しているのが中国資本のソーシャルメディア(SNS)企業「TikTok(ティックトック)」だ。シリコンバレーで人員削減が行われている中、TikTokは、米国拠点を含む世界中で約3000人のエンジニア増員目標を掲げ、3年計画の採用推進活動を進めている最中だ。この計画について知る関係者によると、TikTokは、シンガポールの主要拠点でも採用を行っているという。TikTokの親会社である中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)も中国におけるTikTok要員を募集している。TikToは中国では利用できないが、バイトダンスはその中国版となる「抖音(ドウイン)」を提供している。