米電気自動車(EV)大手テスラのブランドイメージが悪化していることが複数の調査で明らかになった。新たな規制上の課題に直面しているほか、同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、買収した米ツイッターの立て直しを狙って政治の世界にさらに足を踏み入れていることが背景にある。テスラの評判は依然として、富と政治活動で名声を高めたマスク氏の評判と密接に結びついている。他のEVメーカーとの競争が激化する中で、テスラの評判は下がっている。調査会社モーニング・コンサルトのデータによると、マスク氏が10月末にツイッターを買収して以降、民主党支持を表明している人々が特にテスラ嫌いとなっている。テスラや現在のツイッターのパブリックイメージ形成に大きな役割を果たしているマスク氏は11月7日、中間選挙で有権者に共和党支持を呼び掛けた。その後、ツイッターでドナルド・トランプ前大統領のアカウントを復活させた。
テスラのイメージ悪化、マスク氏の政治的言動が逆風
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