米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転車部門クルーズは、ハンドルや手動制御装置のない乗客輸送シャトルの公道走行試験を開始するため、カリフォルニア州の規制当局に許可を申請している。ライバルがGMの後じんを拝すなか、自律走行車の開発に対する同社の決意を示している。公文書の開示請求で入手した文書のコピーによると、クルーズは8月、カリフォルニア州車両管理局(DMV)に申請書を提出し、サンフランシスコ市内の路上における無人運転車「オリジン」の試験走行の許可を求めた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した電子メールによると、カリフォルニア州のDMVは10月下旬に申請書の審査を開始した。クルーズは申請書の中で、サンフランシスコ市内の限られた地域と時間帯にオリジンの走行試験を開始し、時間をかけてその範囲を徐々に拡大していく意向だと述べた。