米アマゾン・ドット・コムのアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は、同社は現在大掛かりなレイオフを実施しているものの、ここ数年進めてきた大量採用を後悔していないと述べた。同氏は11月30日、ニューヨーク市で開催された米紙ニューヨーク・タイムズのイベント「ディールブック・サミット」で、「ここ数年は積極的に人材を採用してきたが、今年は極めて不確実な経済環境だった」と語った。また、アマゾンの目標は自社の事業を「よく考えて、しかし徹底的に」成し遂げることであり、「重要で長期的な」賭けで妥協しないことだとした。アマゾンが新型コロナウイルス禍のさなかに大量の人材を採用したことについては、同社の小売り事業が2020年に「かつてないほどの」ペースで成長したと説明した。当時はそれまでの想像以上に多額の資金を投じインフラの構築を加速するという決断を余儀なくされたと述べた。
アマゾンCEO、人員削減前の「大量採用を後悔せず」
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