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「人的資本」が注目を集め、人の個性や能力をどう成果に結び付けるかがマネジメントのポイントになってきている。人的資本時代にふさわしいリーダー像とは「弱いリーダー」である。その理由を解説していこう。（株式会社NEWONE代表取締役社長 上林周平）
「強いボス」より
「弱いリーダー」が必要な理由
これから活躍する上司は、圧倒的な能力で部下を率いる「最強のボス」ではありません。自分の弱さも認め、部下が最強だと言える「弱いリーダー」です。
「人的資本」がにわかに注目を集め、人の個性や能力をどう成果に結び付けるかがマネジメントのポイントになってきています。
上司と部下の関係性は、仕事のパフォーマンスに大きく影響するもの。もちろんパワハラ上司や、不機嫌な上司、無責任な上司などは論外です。しかし、よかれと思ってやっていることが、意外と部下にとってはストレスであることも珍しくありません。
また、単に部下にへりくだって嫌われないように気を使うのも、部下の成長を阻害したり、「ぶら下がり社員」を生む温床になりがちです。そもそも上司は部下に好かれるために働いているわけではありません。
厳しくすればパワハラ、優しくすれば「ぬるい」と言われる…いったい、どうすればいいのでしょうか？
